配当金で月5万円を手にするためにはいくら必要なのか考えてみた

投資関連
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なんとかお小遣いだけでも増やせないだろうか。

配当金での生活、憧れますよね。

働かずに株主に分配される配当金だけで暮らしていく。実にすばらしい。

しかし実現にはとんでもない金額が必要なのは予想の通り。


そこで今日は、月に5万円とちょっと多めのお小遣いを手にするためにいくら必要か考えてみます。

ちなみに、ぼくはこちらの本を読んで株を始めました。口座の開き方、実際の株の買い方、用語の意味など、初歩の初歩から書いてあり、ページ数もそれほど多くなく、オススメです。

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配当金の相場

まず、どれくらいの金額でどれくらいの配当金がもらえるのか、という相場からみていきましょう。


ちなみに、お小遣いではなく、配当金だけで生活していくためにいくらくらい必要なのかは、以前書いた記事があります。

配当金とはなにかというところから説明しているので、そもそもなんで配当金がもらえるの?という人はぜひご一読ください。


では話を戻します。

配当金については、だいたい1年間の平均利回りが1~2%と言われています。

100万円で年に1万~2万円もらえるというわけです。

配当利回りがよいとされている銘柄でも5%程度ですので、100万円で年に5万円。

…月に5万円は遠い。


いや、まだ結論は早いです。


とりあえず、もう少し現実的な数字になるよう何か別の道を探っていきます。


配当金相場からみる単純な元手

別の道を探る前に、まずは正攻法でいくといくら必要か考えてみます。


まずは単純に年利5%で想定します。

2018年現在、20代真っ只中のゆとり世代なので、想定利回りもゆとっていきます。 誰だって配当金狙いで株式を買うなら、利回りがいいのを選ぶはずです。


実際に年間の平均利回りを5%で想定すると、月に5万円、つまり年間60万円を手にするのに必要な金額は下記のようになります。

60万円/年÷5%=1200万円/年


とりあえず、貯金1200万円あるよっていう人は株買ってください。お小遣い増えますよ。

ぼくみたいに20代サラリーマンで、お金がないよというそこのあなた。

大丈夫です。一緒に考えていきましょう。


配当金はお誕生日会の「ごちそう」

そもそも配当金は銘柄によって年に1~2回もらえるものです。

また、配当金が支払われる月も銘柄によって異なります。


ということは、毎月銘柄を乗り換えれば、12分の1の元手(100万円)ですむ…!!


…残念ながら、そううまくはいきません。


なぜか。その答えは株価にあります。


配当金が支払われる前後、決まって株価の上下が起こるのです。


もう少し具体的に言うと、配当金支払いの直前まで株価が上がり、配当金支払い後に株価が下がるのです。


なぜそのようなことが起こるのか、その理由をぼくなりの解釈で説明します。


例えば、小学生の時を思い出してください。


誰かの家に友達が一同に介すことって普段ありましたか?多分、ほとんどなかったと思うんですよね。

しかし1年に1度、普段とは違う大きな規模で友達が集まるイベントがありませんでしたか?

そう、お誕生日会です。


ではお誕生日会には、どうして普段よりも人が集まるのでしょうか。

それは、お誕生日会には「ごちそう」があって、それにありつけるからです。別に意地汚く「ごちそう」のみを狙って行くわけではありませんが、やっぱりいいものです。


この時の「ごちそう」が配当金、そして、そこにお呼ばれするためにお友達と仲良くすることが株式保有ということになるのです。


いませんでしたか?

そういう時だけ遊びにくる、誰に呼ばれたんだ?というお友達が。


そんなお友達がいるため、お誕生日近く、つまり「配当金」支払いの直前には、お友達が集まってきたように、株価が上昇します。

たいして仲が良くもないお友達が、お誕生日が近づくと、どこからかすり寄ってくるように。


そのあとどうなるかはご想像のとおりです。


「ごちそう」目当ての有象無象は、お誕生日が終わった途端、ぱったりと姿を現わさなくなります。つまり、株価が下がるのです。

そう、次のお誕生日まで。


これが配当金支払い直前で株価が上昇し、支払い後には株価が下降するからくりです。


配当金月5万円を最小限の元手で目指すには

お誕生日会とお友達の例を使って配当金を説明してみました。

しかし、誰になんと言われようと、後ろ指をさされようと、できるだけたくさんの「ごちそう」、つまり配当金をもらいたいと思うのが心理。


そこで、どうすればいいか、考えました。


まずは次の条件を満たす銘柄を2つみつけます。

  • 年間配当利回り5%以上
  • 配当金支払のタイミングが年2回
  • 2つの銘柄の配当金支払がずれている(6月と12月/9月と3月 等)


これを探すのに苦労すると思いますが、がんばりましょう。


そして、無事見つけられたら、次の内容を繰り返しましょう。

  1. ひとつめの銘柄の配当金支払日を見逃す
  2. 株価が下がったところで購入
  3. 配当金受け取り後、しばらく保有し、購入した株価近辺のできるだけ高値で売り抜く
  4. 売却資金を元手に、ペアであるもうひとつの銘柄を、配当金による株価上昇前に購入
  5. 3へ戻る


あくまで理論上の話ですが、これにより、1銘柄分の元手で2銘柄分の配当金を得ることができます。


こうすることにより、正攻法の半分、600万円の元手で、月に5万円を目指しましょう。


配当金で月5万円まとめ

配当金と株価の関係性を考え、少ない元手で月5万円を目指す方法を考えてみました。


理想を追った、机上の空論だと感じましたか?

たしかにそうかもしれませんが、全く不可能であるとも思いません。

また、株価とタイミング次第では、配当金だけでなく売買差益によるキャピタルゲインも狙えます。


悪いほうに転がることもあれば良い方にも転がるのが投資です。

この記事をヒントに自分なりにアレンジして、挑戦してみてください。


月に5万円とはいかずとも、月に1万円、2万円であればそう難しいことではないですよ。

しかしそうはいっても、「ごちそう」はできるだけたくさんもらいたいものですよね。


配当金だけでの生活はなかなか難しくとも、まずは月に5万円!

一緒に、お小遣いを増やしましょう!!